release

heaven500


『regret, love, guilt, dreams』『goodbyes』の2作のEPがロングセラーを続けるサンフランシスコのドリーム・ポップ・バンド。メンバー自身が日本を旅し、江戸をモチーフにしたという待望のファースト・アルバム!
My Bloody Valentineのビリンダから拝借したバンド名を持つ、サンフランシスコ在住のMichalとAdam、Ryanによるドリーム・ポップ・バンド。2012年にリリースされた『regret, love, guilt, dreams』『goodbyes』で、ペインズやWild Nothing、そしてSarah Recordsのバンドのような繊細なギターとシンセでコーティングされたインディー・ポップを披露し、日本でもロングセラーとなる。

彼らが2作のEPのリリース前から、構想に入っていたデビュー・アルバム『Heaven』は、メンバーがインタビューで口にしていたように日本の江戸時代の架空の悲劇をテーマにした作品。メイン・ソングライターのMichalが東京、京都、広島、奄美大島、淡路島などを旅し感じたことが大きく反映されており、実際に昨年に日本で録音されたフィールド・レコーデイングも楽曲に使用されました。Nujabes、Lamp、Number Girlなど日本のアーティストからの影響を公言し、黒澤明、小津安二郎、60年代ムービーなどの日本映画にも強いインピレーションを受け、アルバム1枚が映画のように特に激しく、時に穏やかに流れていくよう。前述のLampや、ex-Keep Shelly In AthensのSarah Psalti、Harriet Brown、Juri Nakajimaをゲストを迎え、完成したのは所謂ブルックリン・インディー・ロックと一線を画す、Hip Hopオリエンテッドなビート、チルウェイヴ以降の酩酊したブレイクビーツ、KLFやWashed Outのアンビエント・フィーリングも想起させる、彼らの刹那的なメロディが一層深まったコンセプト・アルバム。

深いシンセのレイヤーで美しく幕明けるM-1「Ume」、Apples In StereoのようなジャングリーなUSインディー・ポップを彷彿とさせるM-2「Less Than」、The Radio Dept.〜M83〜ソフィア・コッポラを想起させるインスゥルメンタルM-3「Old Style Amami」、フランスのBekoレーベルからも7インチ・リリースされた疾走ポップM-7「The Lover’s Suicide」、Lampのメンバーを迎えた日本情緒溢れるブレイクビーツM-8「Tanka」、シューゲイズ+チップチューンなバースト・ソングM-9「Edo Method」、HiphopビーツとThe Bilinda Butchersらしい滑らかでメロディアスなライミング・ヴォーカルが壮大にアルバムを締めくくるM-12「Heaven Hold A Place」など全13曲を収録。アルバムのメイン・イメージは『ひそやかな花園(著:角田光代/毎日新聞社)』など数多くの書籍のカバー・アートを手掛ける日本の女性イラストレーター、辻恵(ツジメグミ)のイラストレーションによるもの。[歌詞・対訳・解説付き:佐藤一道 (monchicon!)]

[CATALOG NUMBER] FCRD-055
[FORMAT] CD
[PRICE] 2200 yen (without tax)

TRACKLIST:
01. Ume
02. Less Than
03. Old Style Amami ft. Juri Nakashima
04. Shadow Beat
05. Golden House ft. Sarah Psalti
06. New Style Akashi ft. Juri Nakashima
07. The Lovers’ Suicide
08. Tanka ft. Lamp
09. Edo Method
10. The River Sumida
11. Golden House 2
12. Heaven Holds a Place ft. Harriet Brown
13. New Style Akashi 2 (japan bonus track)

Previous postOVDJ-002 | Four Pens & Dylan Mondegreen - until one day (CD) Next postFCRD-054 | Four Pens 四枝筆樂團 - One Day (CD)